序章

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます

 

まずは鉄道唱歌についてご案内いたします。 

明治33年に「地理教育鐵道唱歌 第一集」が出版されました。いわゆる「鉄道唱歌 東海道篇」です。

その後、第二集(山陽・九州篇)、第三集(奥州・磐城編)、第四集(北陸篇)、第五集(関西・参宮・南海篇)と、続編が出版されていきました。

 

全5集で334番まであり、通して歌うと70分以上を要するそうです。

 

 作詞者は大和田建樹ですが、作曲者は複数おります。しかし多梅雅の曲が有名になり、今ではほとんど多梅雅の曲で歌われております。

 

それでは鉄道唱歌の旅、間もなく発車いたします。つぎは新橋に停まります。

 

        じょしょう
   きてきいっせい

 

画像について

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☆上記のリンクがない写真は私が自分で撮影したものです

 

tetudousyouka.hatenablog.com

 

64 いわえ人々鉄道の

鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございました。終点、上野です。長らくのご乗車お疲れさまでした。

なお、「鉄道唱歌第5集 関西・伊勢・南海編」は夏以降の発車となる見込みです。お乗り換えの方は今しばらくお待ちください。

またのご利用を心よりお待ちして入ります。

 

鐵道唱歌 奥州線-磐城線  六四

 

いはへ人々鐵道

ひらけし時に逢へる身を

上野の山もひゞくまで

鐵道唱歌の聲たてゝ

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63 むかしは鬼のすみかとて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいまして、ありがとうございます。

間もなく終点の上野です。どなた様もお忘れ物の無いようご準備ください。

 

鐵道唱歌 奥州線-磐城線 六三 

 

むかしは鬼のすみかとて

人のおそれし陸奥

はてまでゆきて時の間に

かへる事こそめでたけれ

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62 車輪のめぐり速に

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます

 

 

鐵道唱歌 奥州線-磐城線 六二

 

車輪のめぐり速に

千住大橋右に見て

環の端の限なく

ふたゝびもどる田端駅

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61 松戸を降りて国府の台

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます

 

鐵道唱歌 奥州線-磐城線 六一

 

松戶をおりて國府の臺

ゆけば一里に足らぬ道

眞間の手兒名が跡といふ

寺も入江ものこるなり

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60 峰にのぼれば地図一つ

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます

 

鐵道唱歌 奥州線-磐城線 六〇

 

峰にのぼれば地圖一つ

ひろげし如く見えわたる

常陸の國のこゝかしこ

利根のながれの末までも

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59 雲居の空に耳二つ

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます

 

鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五九

 

雲井の空に耳二つ

立てたる駒の如くにて

みゆる高嶺は男體と

女體そびゆる筑波山

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58 間もなく来る土浦の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます

 

鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五八

 

間もなく來る土浦の

岸を浸せる水海は

霞が浦の名も廣く

汽船の笛の音たえず

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