第三集 奥州・磐城編

64 いわえ人々鉄道の

「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございました。終点、上野です。長らくのご乗車お疲れさまでした。 なお、「鉄道唱歌第5集 関西・伊勢・南海編」は夏以降の発車となる見込みです。お乗り換えの方は今しばらくお待ちください。 またのご利…

63 むかしは鬼のすみかとて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいまして、ありがとうございます。 間もなく終点の上野です。どなた様もお忘れ物の無いようご準備ください。 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 六三 むかしは鬼のすみかとて 人のおそれし陸奥の はてまでゆきて時の間に かへる…

62 車輪のめぐり速に

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 六二 車輪のめぐり速に 千住大橋右に見て 環の端の限なく ふたゝびもどる田端駅

61 松戸を降りて国府の台

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 六一 松戶をおりて國府の臺 ゆけば一里に足らぬ道 眞間の手兒名が跡といふ 寺も入江ものこるなり

60 峰にのぼれば地図一つ

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 六〇 峰にのぼれば地圖一つ ひろげし如く見えわたる 常陸の國のこゝかしこ 利根のながれの末までも

59 雲居の空に耳二つ

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五九 雲井の空に耳二つ 立てたる駒の如くにて みゆる高嶺は男體と 女體そびゆる筑波山

58 間もなく来る土浦の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五八 間もなく來る土浦の 岸を浸せる水海は 霞が浦の名も廣く 汽船の笛の音たえず

57 つれだつ旅の友部より

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五七 つれだつ旅の友部より わかるゝ道は小山線 石岡よりは歌によむ 志筑の田井も程ちかし

56 文武の道を弘めたる

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま水戸です 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五六 文武の道を弘めたる 弘道館の跡とへば のこる千本の梅が香は 雪の下よりにほふなり ぶんぶのみちをひろめたる こうだうくわんのあととへ…

55 三家の中に勤王の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま水戸です 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五五 三家の中に勤王の その名知られし水戶の藩 わするな義公が撰びたる 大日本史のその功

54 助川さして潮あびに

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 次は水戸に停まります。水戸では56番まで停車いたします。 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五四 助川さして潮あびに ゆけや下孫孫も子も 驛夫の聲におどろけば いつしか水戶は來りたり

53 あいて別れて別れては

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五三 あひて別れて別れては またあふ海と磯の松 磯原すぎて高萩に 假るや旅寢の高枕

52 関本おりて平潟の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五二 關本おりて平潟の 港にやどる人もあり 岩の中道ふみわけて 磯うつ波も聞きがてら

51 道もせに散る花よりも

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五一 道もせに散る花よりも 世に芳ばしき名を留めし 八幡太郎が歌のあと 勿來の關も見てゆかん

50 綴湯本をあとにして

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五〇 綴湯本をあとにして ゆくや泉の驛の傍 しるべの札の文字みれば 小名濱までは道一理

49 君が八千代の久の浜

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 四九 君が八千代の久の濱 木奴美が浦の波ちかく をさまる國の平町 並が岡のけしきよし

48 しばしばくぐるトンネルを

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 四八 しば╱╲くゞるトン子ルを 出てはながむる浦の波 岩には休む鷗あり 沖には渡る白帆あり

47  浪江なみうつ稲の穂の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 四七 浪江なみうつ稻の穂の 長塚すぎて豐なる 里の富岡木戶廣野 廣き海原みつ〻ゆく

46 中村いでて打ちわたる

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 四六 中村いでゝ打ちわたる 川は眞野川新田川 原の町より歩行して 妙見まうでや試みん

45 海にしばらく別れゆく

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 四五 海にしばらく別れゆく 小田の綠の中村は 陶器產地と兼ねてきく 相馬の町をひかへたり

44 道は磐城をつらぬきて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 四四 道は磐城をつらぬきて 常陸にかゝる磐城線 ながめはてなき海原は 亞米利加までやつゞくらん

43 帰りは線路の道かえて

「鉄道唱歌の話」にご乗車の皆様、大変お待たせいたしました 仙台より常磐線経由で上野まで行く鉄道唱歌の旅、間もなく発車いたします 鐵道唱歌 奥州線-磐城線 四三 歸りは線路の道かへて 海際づたひ進まんと 仙臺すぎて馬市の 岩沼よりぞ分かれゆく

42 汽車乗り変えて弘前に

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございました。 列車はこの後、仙台まで戻り常磐線を進んでまいります。 なお、列車の発車は夏以降になる見込みです。今しばらくお待ちください。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 四二 汽車乘りかへて弘前に…

41 津軽の瀬戸を中にして

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま青森です。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 四一 津軽の瀬戸を中にして 凾館までは二十四里 ゆきかふ船の煙にも 國のさかえは知られけり

40 勇む笛の音いそぐ人

皆様、長らくのご乗車お疲れさまでした。間もなく青森です。 本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございました。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 四〇 勇む笛の音いそぐ人 汽車は着きけり青森に むかしは陸路廿日道 今は鐵道一昼夜

39 渚に近き湯野島を

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三九 渚に近き湯野島を 見つゝくゞれるトン子ルの 先は野内か浦町か 浦のけしきの晴れやかさ

38 野辺地の湾の左手に

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車ありがとうございます。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三八 野邊地の灣の左手に 立てる岬は夏泊 とまらぬ汽車のすゝみよく 八甲田山も迎へたり

37 尻内こせば打ちむれて

「鉄道唱歌の話」にご乗車の皆様、本日もご利用くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三七 尻内こせば打ちむれて 遊ぶ野馬の古間木や 今日ぞ始めて陸奥の 海とは是かあの船は

36 好摩川口沼宮内

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三六 好摩川口沼宮内 中山小鳥谷一の戸と すぎゆくまゝに變りゆく 土地の言葉もおもしろや

35 羽二重おりと鉄瓶は

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま盛岡です。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三五 羽二重おりと鐵瓶は 市の産物と知られたり 岩手の山の峰よりも 南部の馬の名ぞ高き