32 これより汽車を乗り換えて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。

 

鐵道唱歌 山陽、九州 三二

 

これより汽車を乘りかへて

東の濱に沿ひゆかば

城野行橋宇島を

すぎて中津に至るべし

 

 

これよりきしやをのりかへて

ひがしのはまにそひゆかば

じやうのゆきはしうのしまを

すぎてなかつにいたるべし

 

 

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行橋駅

 

「行橋」は歌詞では「ゆきはし」とルビがふってありますが、実際は「ゆくはし」と読みます。

鉄道唱歌では新橋を出て東海道山陽本線をほぼ一直線に進んできましたが、九州入りすると日豊本線で宇佐へ、戻って鹿児島本線で八代へ、さらに鳥栖まで戻って長崎へと進んでいきます。

 

 

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日豊本線車窓(椎田豊前松江間)≫

 

日豊本線の行橋までは九州鉄道が建設を行い、行橋から宇佐までは豊州鉄道が建設しました。

豊州鉄道は明治34年、九州鉄道に吸収合併されました。

 



 

      これよりきしゃを
もじよりおこる  なかつはぶんごの

 
 

      のりかえ
 
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