33 中津は豊後の繁華の地

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鐵道唱歌 山陽、九州 三三

 

中津は豐後の繁華の地

賴山陽の筆により

名だかくなりし耶馬溪

見るには道も遠からず

 

なかつはぶんごのはんくわのち

らいさんようのふでにより

なだかくなりしやばけいを

みるにはみちもとほからず

 

 

 

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中津駅

 

中津は豊後ではなく、豊前になります。鉄道が通じたといってもまだ九州は辺境の地だったのでしょうね。九州までくるとこういった間違いが散見されます。

 

 

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 ≪耶馬渓・青の洞門≫(中津耶馬渓観光協会より)

 

中津市景勝地耶馬渓。江戸時代の漢詩人・頼山陽が西暦1818年に訪れた際、当時の「山国川」という地名に漢風の「耶馬渓」という文字を当てたのがその地名の始まりです。

 本耶馬渓の「青の洞門」は羅漢寺の僧である禅海がノミで手彫りしたトンネルで、菊池寛の小説「恩讐の彼方に」で知られています。もっともこの小説はほとんどフィクションであり、禅海和尚はトンネル開通後は通行人から通行料を徴収したそうです。 

 

 

 

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これよりきしゃを  しろくもかかる

 
 

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