22 鞘より抜けておのずから

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。

 

鐵道唱歌 東海道 二二

 

鞘より拔けておのづから

草なぎはらいし御劍の

御威は千代に燃ゆる火の

燒津の原はこゝなれや

 

 

さやよりぬけておのづから

くさなぎはらひしみつるぎの

みいつはちよにもゆるひの

やいづのはらはこゝなれや

 

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焼津駅

 

 はるか昔、ヤマトタケル(倭建命・日本武尊)は父・12代景行天皇の命を受けて東国平定の旅をしていました。この地に来たとき、国造(くにのみやつこ、古代の地方長官)に騙され、野原の真ん中で火をつけられ、猛火に囲まれました。

ヤマトタケルは現在は三種の神器の一つとなっている「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」で自分の周囲の草を薙ぎ払い、火打石で迎え火を放って難を逃れました。

(異伝として草薙剣は自分で動いて草を薙ぎ払ったという話もあり、鉄道唱歌はこの話を採用しています)

 

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ヤマトタケル(焼津神社境内)≫

 

このことからこの地を「焼津」というようになったと言います。

焼津市内の「焼津神社」にヤマトタケルは祀られています。

 

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≪焼津神社≫

 

 
 

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