41 粟津の松にこととえば

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。

 

鐵道唱歌 東海道 四一

 

粟津の松にことゝえば

答へがほなる風の聲

朝日將軍義仲の

ほろびし深田は何かたぞ

 

 

あはづのまつにことゝへば

こたへがほなるかぜのこゑ

あさひしやうぐんよしなかの

ほろびしふかたはいづかたぞ

 

 

近江八景の「粟津晴嵐」(あわづのせいらん)が出てきました。

粟津の松原には昭和初期には500本の松が残っていましたが、現在は三本が残っているのみだそうです。

 

平家物語で「朝日将軍」と称される源義仲木曽義仲)、倶利伽羅峠の戦いで平家軍を破って入京しました。しかし後白河法皇と不和になり、源範頼源義経の軍に敗れ粟津まで敗走しました。そこで義仲は自害の地を求めていたところに、馬が深田に足を取られて動けなくなり、そこに矢を射られて討ち死にしたそうです。

 

 

 

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 ≪米原駅の駅弁「湖北のおはなし」≫

 

 


 

      あわづのまつに
せたのながはし  ひらのたかねは

 
 

      のりかえ
 
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