10 播磨すぐれば焼物の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。

 

鐵道唱歌 山陽・九州 十

 

播磨すぐれば燒物の

名に聞く備前の岡山に

これも名物吉備團子

津山へ行くは乘かへよ

 

 

はりますぐればやきものの

なにきくびぜんのをかやまに

これもめいぶつきびだんご

つやまへゆくはのりかへよ

 

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岡山駅

 

岡山県備前市周辺で生産される備前焼は、日本六古窯のひとつに数えられます。釉薬を一切使わず「酸化焔焼成」によって堅く締められた赤みの強い味わいや、「窯変」によって生み出される一つとして同じものがない模様が特徴、だそうです。

 

一方、おなじみの吉備団子。といっても「黍(きび)」は風味付け程度にしか使われず、主原料は白玉粉や餅粉などです。

岡山の吉備団子は、廣榮堂が安政年間(1854~1859)の初めに考案したと言われています。

 

岡山から分岐し津山に至る津山線は、明治31年に中国鉄道により開通しました。鉄道唱歌の出版(明治33年)の2年前ですね。昭和19年に国有化(戦時買収)されました。

国鉄道はその後はバス会社として存続しています(現在の中鉄バス

 

 

      はりますぐれば
なはのえきから  みととかなざわ

 
 

      のりかえ
 
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