「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま広島です。
北には饒津の公園地
西には宇品の新港
内海波も靜なり
吳軍港は近くして
きたにはにぎつのこうゑんち
にしにはうじなのしんみなと
うちうみなみもしづかなり
くれぐんかうはちかくして
広島市東区の饒津神社。主祭神は広島藩浅野家の祖で豊臣政権五奉行の一人、浅野長政です。天保6年(1835年)の創建。
明治以降、境内の東から東照宮参道に至る地域が「饒津公園」として整備されたそうです。
その地域を今、地図で見るとマンションやビルが並ぶ普通の街並みのようです。原爆投下後に市街地化されたのでしょうか。
広島を流れる太田川河口は古来より天然の良港として栄えてきました。しかし堆積した土砂のため遠浅となっており、大型船舶は航行できませんでした。
このため宇品に近代港を整備することになり、難工事の末、明治23年に宇品港が開港しました。
≪呉港≫(呉市フォトバンクより)
呉は江戸時代までは半農半漁の寒村でした。
明治17年、呉に軍港が開港されることが決まり、明治22年竣工。呉鎮守府が置かれました。その後は海軍の町として発展していきます。
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