41 まだ一日とおもひたる

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。

まもなく二日市です。二日市では48番まで停車いたします。

 

鐵道唱歌 山陽、九州 四一

 

まだ一日とおもひたる

旅路は早も二日市

下りて見てこん名にきゝし

宰府の宮の飛梅

 

 

まだいちにちとおもひたる

たびぢははやもふつかいち

おりてみてこんなにきゝし

さいふのみやのとびうめを

 

 

鉄道唱歌は二日市まで来た後、太宰府まで足を延ばして、しばらく太宰府に滞在します。

 

この当時、二日市から太宰府までの交通機関はなく、太宰府天満宮への参拝客は歩いて行ったのでしょう。太宰府馬車鉄道が開通したのは明治35年鉄道唱歌出版の翌年です。現在の西鉄大宰府線です。

 

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二日市駅

 

現在、JRの二日市から太宰府に行くには、西鉄二日市まで15分ほど歩いて西鉄大宰府線に乗らねばならず、少々不便です。

博多からは太宰府まで直通するバスが出てますので、これを利用したほうが便利です。

 

 

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太宰府天満宮飛梅

 

 菅原道真藤原時平との政争に敗れ大宰府に左遷されることになったとき、屋敷の庭の梅の木に語り掛けるように詠んだ歌

 

  東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 

    あるじなきとて 春なわすれそ

 

道真を慕う梅の木は、遠く大宰府の道真の元まで飛んでいきました。これが太宰府天満宮境内の「飛梅」だと云われています。

 



 

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