58 ふたたびかえる鳥栖の駅

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。

 

鐵道唱歌 山陽、九州 五八

 

ふたゝびかへる鳥栖の驛

線路を西に乘りかへて

ゆけば間もなく佐賀の町

城にはのこる玉のあと

 

 

ふたゝびかへるとすのえき

せんろをにしにのりかへて

ゆけばまもなくさがのまち

しろにはのこるたまのあと

 

 

鉄道唱歌は八代まで行った後、長崎本線の分岐駅である鳥栖まで戻って、長崎目指して進んでいきます。

 

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≪「かしわうどん」で知られる鳥栖駅5・6番ホーム売店

 

佐賀鍋島氏の居城であった佐賀城。

明治7年に江藤新平を中心にとした 佐賀戦争が起こり、佐賀軍は佐賀城を占拠し立てこもりました。佐賀軍と政府軍との戦いで、佐賀城は建物の大半が失われました。

佐賀城の虎の門には、当時の弾を打ち込まれた跡が今も残っています。

 

(なお、歌詞中の「玉」は原詞がそうなっており「弾」の誤変換ではありません) 

 

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≪佐賀城「鯱の門」に残る佐賀戦争の弾痕≫

 


 

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