64 千代に八千代の末かけて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。間もなく終点、長崎です。どなた様もお忘れ物の無いようにご注意ください。

 

鐵道唱歌 山陽、九州 六四

 

千代に八千代の末かけて

榮行く御代は長崎の

港にぎはふ百千船

夜は舷燈のうつくしさ

 

 

ちよにやちよのすゑかけて

さかゆくみよはながさきの

みなとにぎはふもゝちぶね

よはげんとうのうつくしさ

 

明治30年、九州鉄道により長崎駅は開通しました。この時の長崎駅は現在の浦上駅です。鉄道唱歌の出版は明治33年なので、歌詞中の長崎駅は現在の浦上駅です。

 

その後、明治38年に現在の長崎まで延伸開業し、それまでの長崎駅は浦上に改称されました。

 

 

 

f:id:karibatakurou:20210802142025j:plain

 ≪浦上駅(旧長崎駅)≫

 

長崎は江戸時代は幕府に公認された唯一の貿易港でした。幕末の開国後は外国人居留地もつくられ、世界に開かれた国際港として発展しました。戦前には上海への定期旅客航路も開設され、海外への渡航客でにぎわっていました。

 

現在は五島列島への航路や軍艦島へのクルーズ船などが発着しています。武漢ウィルス流行前は国際クルーズ船も頻繁に入港していました。

 

f:id:karibatakurou:20210802183452j:plain

≪長崎港≫

 

 
 

     ちよにやちよに
こきょうのたより きしゃよりおりて

 
 

    のりかえ
 
カリバ旅行記
駅弁の話
温泉の話
古事記の話
 

 
 

      名所案内

長崎港ターミナルビル
長崎港