本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。間もなく終点、長崎です。どなた様もお忘れ物の無いようにご注意ください。
千代に八千代の末かけて
榮行く御代は長崎の
港にぎはふ百千船
夜は舷燈のうつくしさ
ちよにやちよのすゑかけて
さかゆくみよはながさきの
みなとにぎはふもゝちぶね
よはげんとうのうつくしさ
明治30年、九州鉄道により長崎駅は開通しました。この時の長崎駅は現在の浦上駅です。鉄道唱歌の出版は明治33年なので、歌詞中の長崎駅は現在の浦上駅です。
その後、明治38年に現在の長崎まで延伸開業し、それまでの長崎駅は浦上に改称されました。
長崎は江戸時代は幕府に公認された唯一の貿易港でした。幕末の開国後は外国人居留地もつくられ、世界に開かれた国際港として発展しました。戦前には上海への定期旅客航路も開設され、海外への渡航客でにぎわっていました。
現在は五島列島への航路や軍艦島へのクルーズ船などが発着しています。武漢ウィルス流行前は国際クルーズ船も頻繁に入港していました。
≪長崎港≫
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