20 くぐるトンネル二十六

本日もご乗車くださいましてありがとうございます。

 

鐵道唱歌 北陸地方 二十

 

くゞるトン子ル二十六

ともし火薄く晝くらし

いづれば天地うちはれて

顔ふく風の心地よさ

 

くゞるトン子ルにじふろく

ともしびうすくひるくらし

いづればてんちうちはれて

かほふくかぜのこゝちよさ

 

平成9年の北陸新幹線開業時、66.7パーミルの勾配をEF63重連で押し上げていた横川~軽井沢間は、その特殊性ゆえに第三セクター化されることなく廃止されました。

廃止後は代替としてJRバスがこの区間を結んでいます。

 

 

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≪横川~軽井沢間のジェイアール関東バス

 

EF63が導入される昭和38年以前は、機関車に取り付けた歯車をラックレールと組み合わせるアプト式が採用されていました。

この当時(鉄道唱歌の出版は明治33年)、トンネルが連続する碓氷峠を、煙を吐き出す蒸気機関車で、自転車並みの速度であえぎあえぎしながら登っていました。

明治45年に電化されるまでは機関士の窒息事故もよく発生していたそうです。

 

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≪JRバス車窓≫

 


 

      くぐるトンネル
これよりおとに  なつのあつさも

 
 

      のりかえ
 
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