24 諏訪の湖水を見る人は

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとういございます。

 

鐵道唱歌 北陸地方 二四

 

諏訪の湖水を見る人は

大屋をおりて和田峠

こゆれば五里の道ぞかし

山には馬も駕籠もあり

 

すはのこすゐをみるひとは

おほやをおりてわだたうげ

こゆればごりのみちぞかし

やまにはうまもかごもあり

 

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大屋駅

 

この当時、諏訪大社の参拝客は、ここから馬や駕籠で諏訪まで向かっていたんですね。

 鉄道唱歌の時代(明治33年に出版)になって駕籠という交通機関がまだあったのは意外です。

 

和田峠を越えれば5里、20kmと言っても・・・そこまでの道が長い。

 大屋駅から諏訪湖までは国道152号・142号経由で46kmあります。

 

中央本線が首都圏から上諏訪・下諏訪を通って岡谷まで開通したのは明治38年のことでした。

 

ちなみに江戸時代の中山道は、軽井沢から現在の北陸新幹線に沿って佐久平付近まで行き、そこから国道142号線で笠取峠・和田峠を越えて下諏訪宿に至るルートとなっています。

 

 

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諏訪湖

 

諏訪湖は冬季、氷結すると昼夜の気温差により大音響とともに亀裂が走ることがあります。これは「御神渡り」として知られており、諏訪大社上社男神が下社の女神のもとに会いに行った跡だと伝えられています。

 

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諏訪湖御神渡り≫(画像はジェイ動画より)

 


 

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