35 鉢崎すぎて米山の

本日も鉄道唱歌の話にご乗車くださいましてありがとうございます。

 

鐵道唱歌 北陸地方 三五

 

鉢崎すぎて米山の

くゞるトン子ル七つ八つ

いづれば廣きわたの原

佐渡の國までくまもなし

 

はちざきすぎてよねやまの

くゞるトン子ルなゝつやつ

いづればひろきわたのはら

さどのくにまでくまもなし

 

 

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信越本線車窓 柿崎~米山間から見る日本海

 

鉢崎駅は現在の米山駅です。昭和36年に改称されました。

なお、歌詞では「はちざき」とルビが降ってありますが、実際は「はっさき」駅だったようです。

 

 

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≪米山駅≫

 

米山(旧鉢崎)を過ぎると列車は1263mの「第一米山トンネル」、1397mの「第二米山トンネル」に入ります。しかしこれらのトンネルが開通したのは昭和41年のことです。

それまでの旧線ははより海岸沿いを、いくつもの短いトンネルに出入りしながら列車は進んでいました。当時の車窓には佐渡までくまなく続くわたの原(海原)が広がっていたことでしょう。

 

 

      はちざきすぎて
かすがしんでん  みわたすそらの

 
 

      のりかえ
 
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