18 秋風吹くと詠じたる

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきましてありがとうございます。ただいま白河です。

 

鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一八

 

秋風吹くと詠じたる

關所の跡は此ところ

會津の兵を官軍の

討ちし維新の古戰場

 

 

あきかぜふくとえいじたる

せきしょのあとはこのところ

あひづのへいをくわんぐんの

うちしゐしんのこせんじやう

 

白河の関は古代日本において東山道に設けられた関所です。白河の関を越えると奥州(東北地方)だとされていました。

 

昔から数々の文人により歌に詠まれており、

「都をば 霞とともに 立ちしかど 秋風ぞ吹く 白河の関

という能因法師が詠んだ歌が後拾遺和歌集に収録されています。

 

 

白河関跡(写真ACより)

東北地方と関東地方の境目となる白河は、戊辰戦争において、奥羽越列藩同盟と新政府軍の双方にとって重要な拠点と認識されました。そのため、慶応4年(1968年)閏4月から7月の約100日間ににかけ、激しい戦いが終日繰り広げられました。

これを「白河口の戦い」と呼んでいます。

 



 

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ひがしなすのの  いわもるみずの

 
 

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