58  ここぞむかしの

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。ただいま大阪です。59番まで停車いたします。

 

鐵道唱歌 東海道 五八

 

こゝぞ昔の難波の津

こゝぞ高津の宮のあと

安治川口に入る舟の

煙は日夜たえまなし

 

 

こゝぞむかしのなにわのつ

こゝぞたかつのみやのあと

 あぢかはぐちにいるふねの

けむりはにちやたえまなし

 

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大阪環状線より安治川口方面を望む≫

 

「難波」の地名は古事記日本書紀にも見られます。

初代神武天皇が東征の折、「浪速」の海を抜けて白肩津(現在の大阪市日下町付近)に上陸しました。潮の流れが速いので「浪速(なみはや)」といわれ、「難波(なにわ)」に転化したといわれています。

 

第16第仁徳天皇が都をおいたのが「難波高津宮」(なにわのたかつのみや)でした。現在の高津宮(こうづぐう)です。

 

古くから瀬戸内に開けた玄関口となった難波の地、明治になり安治川河口部に近代港が整備され、国際貿易港として発展して来ました。

 

 
 

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さんぷのいつに  とりもかけらぬ

 
 

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