28 煙を水に横たえて

いつも「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。

 

鐵道唱歌 東海道 二八

 

煙を水に横たへて

わたる濱名の橋の上

たもと涼しく吹く風に

夏ものこらずなりにけり

 

 

けむりをみづによこたへて

わたるはまなのはしのうへ

たもとすゞしくふくかぜに

なつものこらずなりにけり

 

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東海道本線車窓 舞坂~弁天島間≫

 

浜名湖は古代は「遠津淡海(とおつあわうみ)」と呼ばれ、これが国名としての「遠江(とおとうみ)」の語源ともいわれています。「都から遠い淡水湖」の意味で、かつては海とへだてられた淡水湖でした。

(これにたいし都から近い琵琶湖が「近津淡海(ちかつあわうみ=近江=おうみ)」となりました)

 

しかし1498年に起きた地震とそれに伴う津波により、浜名湖と海を隔てていた地面の弱い部分が決壊し、海とつながった汽水湖となりました。

 

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浜名湖≫(えいの旅より)
 

 

 

 

      けむりをみずに
ことひくかぜの  みぎはいりうみ

 
 

      のりかえ
 
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