49 波路やすけく直江津に

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。

 

鐵道唱歌 北陸地方 四八

 

波路やすけく直江津

かへりてきけば越中

伏木にかよふ汽船あり

いざ乘りかへて渡海せん

 

なみぢやすけくなほえつに

かへりてきけばゑつちうの

ふしきにかよふきせんあり

いざのりかへてとかいせん

 

鉄道唱歌は新潟港を出港し佐渡を巡った後、直江津に帰ってきました。

 

現在、佐渡小木港から直江津港まで、佐渡汽船がジェットフォイルを就航させています。ただし冬季は全便運休となります。

 

 

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佐渡汽船直江津-小木航路のジェットフォイル「ぎんが」≫(写真ACより)

 

鉄道唱歌の出版当時(明治33年)、北陸本線米原から富山までしか開業しておらず、富山~直江津間は未開業でした。

代わりに沿岸航路があったのでしょう、直江津から富山まで船で行き、富山から鉄道の旅を再開させています。

 

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≪伏木港≫(写真ACより)

高岡市の伏木港・富山市の富山港・射水市の富山新港を総称して伏木富山港と称しています。古くから日本海航路で栄え、また近代には大陸に向けた国際御貿易港として発展してきました。

 

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≪富山新港≫

 


 

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