5 まもなくきたる赤羽は

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。

 

鐵道唱歌 北陸地方 五

 

まもなくきたる赤羽は

品川ゆきの乘替塲

目白目黑の不動へも

よれや序の道なれば

 

まもなくきたるあかばねは

しながはゆきののりかへば

めじろめぐろのふどうへも

よれやついでのみちなれば

 

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赤羽駅

 

赤羽からは現在、赤羽線が分かれて池袋まで行き、山手線と連絡しています。

(一般的には「埼京線」と言ってますがこれも京浜東北線と同じく電車の運転系統を示す通称で、正式路線名は「赤羽線」です)

 

現在の東北本線常磐線高崎線を建設したのは「日本鉄道」という私鉄でした。日本鉄道は、新橋から西に延びる官設鉄道(国鉄)と連絡するために、赤羽から分岐し品川に至る「品川線」を明治18年に開通させます。これがのちに赤羽線・山手線(赤羽~池袋~品川間)となります。

ちなみに日本鉄道品川線は旅客よりも貨物の輸送を主目的として建設されました。明治18年3月1日の開業日、旅客列車も運行されましたが、当日の乗客数は「0人」だったそうです。

 

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目黒不動尊≫(写真ACより)

 

赤羽から埼京線電車に乗り山手線に入ると、目白・目黒の駅があり、それぞれ「目白不動」「目黒不動」の最寄り駅です。しかし他にも「目赤不動」「目青不動」「目黄不動」があり、あわせて「五色不動」と言われています。

江戸幕府3代将軍が大僧正天海の建言により江戸府内から5か所の不動尊を選び天下泰平を祈願したのが始まりだそうです(諸説あり)

 

 

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はるはさくらの  わらびすぐれば

 
 

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