27 屋代篠井うちすぎて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます

 

鐵道唱歌 北陸地方 二七

 

屋代篠井うちすぎて

わたる千曲と犀川

間の土地をむかしより

川中島と人はよぶ

 

やしろしのゝゐうちすぎて

わたるちくまとさいかはの

あひだのとちをむかしより

かはなかじまとひとはよぶ

 

歌詞には「矢代篠井うちすぎて」とありますが、しなの鉄道を軽井沢方面からくると、篠ノ井に着く手前で千曲川を渡ります。

なお、川中島駅の開設は大正6年であり、鉄道唱歌が出版された明治33年には未開業でした。

 

 

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しなの鉄道車窓 千曲川

 

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篠ノ井駅

 

歌詞にある通り、川中島とは犀川千曲川に囲まれた三角地帯を指します。肥沃な扇状地であるこの地には、弥生時代までさかのぼる大集落跡が確認されており、古来より豊かな地であることを示しています。

 

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信越本線車窓 犀川

 

 

 

 

      やしろしののい
たごとのつきの  ここにりょうこの

 
 

      のりかえ
 
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