本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。
折りたく柴の動橋
武士が帶びたる大聖寺
いろはの金津むかへたり
をりたくしばのいぶりばし
ぶしがおびたるだいしやうじ
こゝろほそろぎすぎゆけば
いろはのかなづむかへたり
≪動橋駅≫
「動橋」と書いて「いぶりばし」と読みます。難読駅として知られています。
≪大聖寺駅≫
≪細呂木駅≫
≪芦原温泉駅(旧金津駅)≫
金津駅は今の芦原温泉駅です。昭和47年に改称されました。
「折りたく柴の記」と言えば新井白石の著書ですが、書名は「折り焚く柴の木」の意味だそうです。
柴を折って焚くと煙が出て燻り(動橋)、
武士が腰に差す大小の刀(大聖寺)、
そして心細い(細呂木)のを過ぎゆけば、
いろはの仮名(金津)が迎えてくれる。
・・・う~ん、さすが、明治の文人の感性に脱帽!
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