63 三国港の海に入る

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。

 

鐵道唱歌 北陸地方 六三

 

三國港の海に入る

日野川こえて福井驛

こゝに織り出す羽二重は

輸出の高も數千萬

 

みくにみなとのうみにいる

ひのがはこえてふくいゑき

こゝにおりだすはぶたへは

ゆしゆつのたかもすせんまん

 

日野川というのは九頭竜川のことでしょうね。九頭竜川河口部の三国港は古くから北前船の寄港地となり、九頭竜川の水運の拠点として発展してきました。

 

北陸本線車窓 九頭竜川

 

羽二重は、日本では近世から始まったと伝わる伝統的な織物です。

明治14年に開かれた内国勧業博覧会において、福井職工会社が出店した越前傘地と越前ハンカチが優秀賞を獲得、これを皮切りに福井県における羽二重の出荷量が増加しました。明治時代、羽二重の絹織物は欧米に盛んに輸出され日本の殖産興業を支えました。

 

 

福井駅

 

 

 

 

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