本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。
大土呂鯖江あとにして
武生鯖波はしりゆく
汽車は今こそ今庄に
つきて燧の城も見つ
おほどろさばえあとにして
たけふさばなみはしりゆく
きしやはいまこそいまじよに
つきてひうちのしろもみつ
鯖波駅は現在の南条駅です。昭和48年に開業しました。
今庄は「いまじょ」とルビが振ってありますが、実際は「いまじょう」と読みます。
≪鯖江駅≫
≪南条駅(旧鯖波駅)≫
燧ヶ城は今庄駅の南方にある山城です。
平安時代末期の西暦1183年、平家は源義仲追討のため軍を差し向けました。この時義仲は越後の国府(現在の新潟県上越市)におり、義仲配下の将兵が燧ヶ城で平家軍を迎えました。
義仲軍は日野川をせき止め一帯を水浸しにして城を守りましたが、義仲軍に内通者が出て、平家軍は人造湖を破壊し攻め落としました。
その後、倶利伽羅峠の戦いにおいて平家軍は破れ、源義仲は上洛します。
≪今庄駅に入る列車≫
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