64 大土呂鯖江あとにして

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。

 

鐵道唱歌 北陸地方 六四

 

大土呂鯖江あとにして

武生鯖波はしりゆく

汽車は今こそ今庄に

つきて燧の城も見つ

 

おほどろさばえあとにして

たけふさばなみはしりゆく

きしやはいまこそいまじよに

つきてひうちのしろもみつ

 

 

鯖波駅は現在の南条駅です。昭和48年に開業しました。

今庄は「いまじょ」とルビが振ってありますが、実際は「いまじょう」と読みます。

 

 

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鯖江駅

 

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≪南条駅(旧鯖波駅)≫

 

燧ヶ城は今庄駅の南方にある山城です。

 

平安時代末期の西暦1183年、平家は源義仲追討のため軍を差し向けました。この時義仲は越後の国府(現在の新潟県上越市)におり、義仲配下の将兵が燧ヶ城で平家軍を迎えました。

 

義仲軍は日野川をせき止め一帯を水浸しにして城を守りましたが、義仲軍に内通者が出て、平家軍は人造湖を破壊し攻め落としました。

その後、倶利伽羅峠の戦いにおいて平家軍は破れ、源義仲は上洛します。

 

 

 

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≪今庄駅に入る列車≫

 


 

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