5 舞子の松の木の間より

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。

 

鐵道唱歌 山陽、九州 五

 

舞子の松の木の間より

まぢかく見ゆる淡路島

夜は岩屋の燈臺も

手に取る如く影あかし

 

まひこのまつのこのまより

まぢかくみゆるあわぢしま

よるはいはやのとうだいも

てにとるごとくかげあかし

 

 

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舞子駅

 

舞子の浜は淡路島を望み、古来より白砂青松が広がる景勝地でした。砂浜が風や波で削られ根が地上に現れた「根上がり松」が見られることでも知られてきました。

戦後は台風・自動車の排ガス・病害虫などの影響により枯死が進みましたが、その後は松の再生事業がすすめられ、現在、一帯は公園として整備されています。

 

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山陽本線車窓・松の木の間に見える明石大橋

 

「岩屋の灯台」というのは、淡路島北端部、岩屋港の近くにある江埼灯台のことでしょう。

江埼灯台は慶応3年(1867年)、徳川幕府が兵庫開港の備えとしてつくらせた灯台です。日本で8番目の洋式灯台でした。

現在も石造りの灯台や旧宿舎は明治4年に初点灯した時の姿をよく残しています。

 

 
 

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