本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車ありがとうございます。
淀の川舟さをさして
くだりし旅はむかしにて
またゝくひまに今はゆく
煙たえせぬ陸の道
よどのかわふねさをさして
くだりしたびはむかしにて
またゝくひまにいまはゆく
けむりたえせぬくがのみち
≪東海道本線車窓・淀川(新大阪~大阪間)≫
江戸時代の滑稽本「東海道中膝栗毛」に、弥次さん北さんが京から大坂まで淀川の川舟に乗る話が出てきます。夜に京の伏見を出て翌朝に大坂に着くという、今でいう夜行バスのような存在でしょうか。
京の伏見から下り舟に乗った弥次さん北さんでしたが、途中の停泊地で乗る船を間違えてしまい、上り舟に乗って元の京の伏見に戻ってしまった・・というオチでした。
明治10年に官設鉄道(国鉄)が開通、京都~大阪間は1時間40分で結ばれるようになりました。
今は新快速に乗れば約30分で着いてしまいます。
よどのかわぶね
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