本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。
おもへば夢か時のまに
五十三次はしりきて
神戸のやどに身をおくも
人に翼の滊車の恩
おもへばゆめかときのまに
ごじふさんつぎはしりきて
かうべのやどにみをおくも
ひとにつばさのきしやのおん
≪神戸駅≫
江戸時代、江戸と上方(関西)の間は歩いて14日かかってました。
明治22年、東海道本線が全通し、新橋~神戸間は20時間5分で結ばれるようになりました。
明治29年には急行列車が設定され、17時間に短縮されます。鉄道唱歌が世に出たのはこのあたり、明治33年です。
まだ歩いたり、駕籠や馬に乗って旅していたころを実体験している世代も数多くいた時代です。まさに鉄道は「人に翼」の文明だったわけです。
それから120年、今は新幹線「のぞみ」で東京から新神戸まで、2時間45分です。
≪神戸の夜景≫(ぱくたそより)
おもえばゆめか | |
←ななたびうまれて | あけなばさらに→ |
のりかえ カリバ旅行記 駅弁の話 温泉の話 古事記の話 |