49 宰府わかれて鳥栖の駅

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。

 

鐵道唱歌 山陽、九州 四九

 

宰府わかれて鳥栖の驛

長崎ゆきのわかれ道

久留米は有馬の舊城下

水天宮もほどちかし

 

 

さいふわかれてとすのえき

ながさきゆきのわかれみち

くるめはありまのきうじやうか

すゐてんぐうもほどちかし

 

長崎本線が分岐する鳥栖駅。昔から鉄道の要所であり、かつては鳥栖機関区・鳥栖操車場が置かれ、広大な敷地に多くの機関車が行きかっていました。今はその跡地に鳥栖サッカースタジアムが開設されています。

鳥栖駅の駅舎は明治36年に建築されたものが今も使われています。

 

 

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 ≪鳥栖駅

 

鳥栖から筑後川を渡ると久留米です。

1620年、有馬豊氏久留米藩21万石に封ぜられて以来、藩の中心地として発展してきました。

 

その久留米市内にある水天宮は、全国にある水天宮の総本社です。

 ご祭神は安徳天皇建礼門院二位の尼、アメノミナカヌシ。 

 

建礼門院」とは安徳天皇の母であり、「二位の尼」は建礼門院の母です。 

 

壇ノ浦の戦いで源氏が勝利し、二位の尼が孫である幼い安徳天皇を抱いて海に飛びこみ、平家は滅亡しました。

 寿永4年(1185年)、建礼門院に仕えていた女官、按察使の局伊勢(あぜちのつぼねいせ)が筑後川河畔まで落ち延びて、建久初年(1190年代)に祠を建てたのが水天宮の始まりだそうです。

 

  これに日本で最初に生まれた神であるアメノミナカヌシが追加されたのは幕末・維新のころです。

 

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 ≪水天宮≫

 

 

 

 

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