「鉄道唱歌の話」にご乗車の皆様、大変お待たせいたしました。
遅れております「第3集 奥州・磐城編」、間もなく発車いたします。
鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一
汽車は烟を噴き立てゝ
今ぞ上野を出でゝゆく
ゆくへは何く陸奥の
青森までも一飛に
きしやはけむりをはきたてゝ
いまぞうへのをいでゝゆく
ゆくへはいづくみちのくの
あをもりまでもひととびに
鉄道唱歌第3集は上野から東北本線を北上して青森まで行きます。
東北本線は私鉄の日本鉄道により建設されました。
明治24年に上野~青森間が全線開通し、明治39年に国有化されました。
≪上野駅≫
開通後は東京から北海道を結ぶ大動脈として大勢の旅客や貨物を運んできました。
しかし航空網の発達や新幹線の開通により、旅客の北海道連絡線としての機能は失われました。
東北新幹線の盛岡以北の延伸により並行在来線となった盛岡~青森間は第三セクターのIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に転換されています。
一方、物流の上では今も生産地の北海道と消費地の関東圏を結ぶ重要な路線であり、青函トンネルを通って多数の貨物列車が運行されています。
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