本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。
いよ╱╲近く馴れくるは
近江の海の波のいろ
その八景も居ながらに
見てゆく旅の樂しさよ
いよ╱╲ちかくなれくるは
あふみのうみのなみのいろ
そのはつけいもゐながらに
みてゆくたびのたのしさよ
≪琵琶湖≫(ぱくたそより)
琵琶湖南部の8か所の景観を称えた「近江八景」、17世紀初頭(桃山時代~江戸時代初期)には現行の近江八景が選ばれていたといいます。古くから和歌や浮世絵に取り入れられ、江戸後期になると歌川広重の作品で世に知られるようになりました。
鐵道唱歌はこの後、40番から43番にわたって近江八景が歌われています。
もっとも「その八景も居ながらに 見てゆく旅の楽しさよ」と言いながら、東海道本線の車窓から見ることはできないのですが・・。
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