本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。
堅田におつる雁がねの
たえまに響く三井の鐘
夕ぐれさむき唐崎の
松には雨のかゝるらん
かたたにおつるかりがねの
たえまにひゞくみゐのかね
ゆふぐれさむきからさきの
まつにはあめのかゝるらん
満月寺の「浮御堂」(うきみどう)の光景を称えたものです。琵琶湖上に突き出た仏堂であり、平安時代に恵心僧都が湖上安全と衆生済度を祈願して建てたそうです。現在のお堂は昭和12年の再建です。
近江八景のひとつ「三井晩鐘」(みいのばんしょう)
壬申の乱(西暦672年)に敗れた第39代弘文天皇(大友皇子)の御子・与多王(よたのおおきみ)が、父の霊を慰めるために創建したといわれています。
そして最後の近江八景「唐崎夜雨」(からさきのやう)
日吉大社摂社の唐崎神社は西暦679年創建とされます。境内には創建者の宇志丸宿祢が最初に植えたという唐崎の松が立っています。
かたたにおつる
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