12 霊験今にいちじるく

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鐵道唱歌 山陽・九州 十二

 

靈瞼今にいちじるく

讃岐の國に鎭座ある

金刀比羅宮に參るには

玉島港より汽船あり

 

 

れいけんいまにいちじるく

さぬきのくににちんざある

ことひらぐうにまゐるには

たましまかうよりきせんあり

 

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金刀比羅宮

 

讃岐国香川県)の金毘羅宮は航海安全の神として古くから知られています。

江戸時代には全国から「金毘羅参り」が行われ、伊勢参りに次ぐ庶民のあこがれだったといいます。

 

玉島港は岡山市倉敷市にあります。江戸時代に整備され、備中一円の物資の集散地として、また瀬戸内航路の中継点として栄えました。

現在は玉島港を発着する定期船はありませんが、鉄道唱歌出版の当時(明治33年)は玉島港から四国にわたるのが一般的だったのでしょうか。(調べてみたけど分かりませんでした)

 

山陽本線を建設した山陽鉄道明治36年、岡山~高松間に航路を開設しました。

国有化後の明治43年宇野線が開業し、航路は宇野~高松間に変更されます。以来、宇高連絡船として長年、本州と四国の間の交通を担ってきました。

 

宇高連絡船は昭和63年、瀬戸大橋の開通とともにその役目を終えました。

 

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≪瀬戸大橋を走る列車の車窓≫

 

 
 

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