42 もみじは新津秋葉山

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。間もなく新潟に到着いたします。

 

鐵道唱歌 北陸地方 四二 

 

もみぢは新津秋葉山

櫻は龜田通心寺

わするな手荷物傘鞄

はやこゝなるぞ沼垂は

 

もみぢはにひつあきばやま

さくらはかめだつうしんじ

わするなてにもつかさかばん

はやこゝなるぞぬつたりは

 

新津郊外の丘陵地に広がる秋葉公園。公園内にはキャンプ場やアスレチックコーナーなど様々なレクリエーションゾーンが広がっています。

 

通心寺は亀田駅の近くにある浄土真宗の寺院です。

 

 

f:id:karibatakurou:20211024084412j:plain

≪新津駅≫

 

沼垂駅(ぬったりえき)は信濃川の右岸、現在の新潟市中央区沼垂に在った駅です。現在は廃止されています。

 

鉄道唱歌が出版された明治33年当時、沼垂は新潟のターミナル駅でした。

と言っても、当時は中蒲原郡沼垂町。当時の新潟市信濃川の左岸だけであり、県庁も信濃川左岸にありました。

 

北越鉄道(現在の信越本線を敷設した私鉄)が当時の新潟市内まで路線を伸ばさなかったのは、信濃川を渡る鉄橋の建設に莫大な費用が掛かるからでした。

 

その後明治37年信濃川左岸とを結ぶ万代橋の近くまで路線を延長し新潟駅を開設。戦後の昭和33年、線形を改良し現在地に移転しています。

 

 

f:id:karibatakurou:20211024084507j:plain

新潟駅≫(令和3年3月撮影)

 


 

      もみじはにいつ
じゅういちねんの  おるればわたる

 
 

      のりかえ
 
カリバ旅行記
駅弁の話
温泉の話
古事記の話
 

 
 

      名所案内

新潟県観光協会 秋葉公園