55 三家の中に勤王の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま水戸です

 

鐵道唱歌 奥州線-磐城線 五五

 

三家の中に勤王の

その名知られし水戶の藩

わするな義公が撰びたる

大日本史のその功

 

さんけのなかにきんのうの

そのなしられしみとのはん

わするなぎこうがえらびたる

だいにほんしのそのいさを

 

水戸藩徳川御三家のひとつ。徳川家康の十一男である徳川頼房が初代藩主となっています。

 

第二代藩主となったのは頼房の三男である徳川光圀、時代劇でおなじみの水戸黄門です。諡号(没後に贈られる名)は義公。

史書大日本史」の編纂を行い、これにより水戸には尊王の気風が形成され、幕末には尊王攘夷運動が盛んになり明治維新につながっていきます。

 

大日本史の編纂は光圀の没後も続けられて明治39年に全397巻226冊が完成しました。すなわち鉄道唱歌の時代(明治33年)にはまだ完成していなかったのですね。

 

水戸駅前の水戸黄門像≫(写真ACより)





 

      さんけのなかに
すけがわさして   ぶんぶのみちを

 
 

      のりかえ
 
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