第四集 北陸篇

42 もみじは新津秋葉山

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。間もなく新潟に到着いたします。 鐵道唱歌 北陸地方 四二 もみぢは新津秋葉山 櫻は龜田通心寺 わするな手荷物傘鞄 はやこゝなるぞ沼垂は

41 十一年の御幸の日

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 四一 十一年の御幸の日 かたじけなくも御車を とゞめ給ひし松かげは 今この里にさかえたり

40 加茂には加茂の宮ありて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 四十 加茂には加茂の宮ありて 木の間の鳥居いと清く 矢代田驛の近くには 金津の瀧の音たかし

39 弥彦にゆくは三条に

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三九 彌彦にゆくは三條に おりよと人はをしえたり 吾身は何も祈らねど いのるは君が御代のため

38 汽車の窓より西北に

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三八 汽車の窓より西北に ゆく╱╲望む彌彦山 宮は国弊中社にて 参詣男女四時たえず

37 安田北条来迎寺

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。 鉄道唱歌 北陸地方 三七 安田北條來迎寺 宮内すぎて長岡の 町は名たゝる繁華の地 製油の烟そらにみつ

36 みわたす空の青海川

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三六 みわたす空の靑海川 おりては汐もあみつべし 石油のいづる柏崎 これより海とわかれゆく

35 鉢崎すぎて米山の

本日も鉄道唱歌の話にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三五 鉢崎すぎて米山の くゞるトン子ル七つ八つ いづれば廣きわたの原 佐渡の國までくまもなし

34 春日新田犀潟を

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三四 春日新田犀潟を すぐれば來る柿崎の しぶ╱╲茶屋は親鸞の 一夜宿りし跡ときく

33 港にぎわう直江津に

本日も「鉄道唱歌の話」に御乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三三 港にぎはふ直江津に つきて見そむる海のかほ 山のみなれし目には又 沖の白帆ぞ珍しき

32 雪にしるしの竿たてて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 三二 雪にしるしの竿たてゝ 道をしへしも此あたり ふゞきの中にうめらるゝ なやみはいかに冬の旅

31 豊野と牟礼と柏原

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三一 豐野と牟禮と柏原 ゆけば田口は早越後 軒まで雪の降りつむと きゝし高田はこゝなりや

30 ここにとどまるひまあらば

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 三十 こゝにとゞまるひまあらば 戶隠山にのぼり見ん 飯綱の原のほとゝぎす なのる初音もきゝがてら

29 長野に見ゆる大寺は

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二九 長野に見ゆる大寺は 是ぞしなのゝ善光寺 むかし本田の善光が ひろひし佛なりとかや

28 ここに龍虎のたたかいを

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 二八 こゝに龍虎のたゝかひを いどみし二人の英雄も おもへば今は夢のあと むせぶは水の聲ばかり

27 屋代篠井うちすぎて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 二七 屋代篠井うちすぎて わたる千曲と犀川の 間の土地をむかしより 川中島と人はよぶ

26 田毎の月の風景も

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二六 田毎の月の風景も 見てゆかましを秋ならば 雲をいたゞく冠著の 山はひだりにそびえたり

25 上田をあとに走りゆく

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二五 上田をあとに走りゆく 汽車は坂城に早つきぬ 川のあなたにながめやる 山は姨捨月見堂

24 諏訪の湖水を見る人は

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとういございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二四 諏訪の湖水を見る人は 大屋をおりて和田峠 こゆれば五里の道ぞかし 山には馬も駕籠もあり

23 御代田小諸とすぎゆけば

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二三 御代田小諸とすぎゆけば 左に來る千曲川 立科山をながれ出て 末は越後の海に入る

22 くだる道には追分の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 二二 くだる道には追分の 原とよばるゝ廣野あり 桔梗かるかや女郎花 秋の旅路はおもしろや

21 夏のあつさもわすれゆく

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二一 夏のあつさもわすれゆく 旅のたもとの輕井澤 はや信濃路のしるしとて 見ゆる淺間の夕煙

20 くぐるトンネル二十六

本日もご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二十 くゞるトン子ル二十六 ともし火薄く晝くらし いづれば天地うちはれて 顔ふく風の心地よさ

19 これより音にききいたる

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 十九 これより音にきゝゐたる 碓氷峠のアブト式 齒車つけておりのぼる 仕掛は外にたぐひなし

18 あとに見かえる松井田の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 十八 あとに見かへる松井田の 松のみどりもかげきえて はや横川につきにけり おりよ人々水のみに

17 鉾か剣か鋸か

本日もご乗車ありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 十七 鉾か劍か鋸か 獅子か猛虎か荒鷲か 虚空に立てる岩の様 石門たかく雲をつく

16 高崎出でて安中の

本日も鉄道唱歌の話にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 十六 高崎出でゝ安中の つぎは磯部の温泉場 うしろをゆくは碓井川 まへにたてるは妙義山

15  線路わかれて前橋の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 十五 線路わかれて前橋の かたにすゝめば織物と 製絲のわざに名も高き 桐生足利とほからず

14 みわたすかぎり青々と

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 十四 みわたすかぎり靑々と 若葉波打つ桑畑 山のおくまで養蠶の ひらけしさまの忙しさ

13 若葉紅葉によしときく

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 十三 若葉紅葉によしときく 伊香保の温泉榛名山 高崎よりは程ちかし 避暑にもひとのゆくところ