48 佐渡には真野の山ふかく

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 四八 佐渡には眞野の山ふかく 順徳院の御陵あり 松ふく風は身にしみて 袂しぼらぬ人もなし

47 新潟港を舟出して

本日も鉄道唱歌の話にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 四七 新潟港を舟出して 海上わづか十八里 佐渡に名高き鑛山を 見てかへらんも益あらん

46 汽船の煙海をそめ

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま新潟です。間もなく発車いたします。 鐵道唱歌 北陸地方 四六 汽船の煙海をそめ 商家の軒は日をおほふ げにも五港の一つとて 戶數萬餘の大都會

45 春は白山公園地

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま新潟です。 鐵道唱歌 北陸地方 四五 春は白山公園地 一つににほふ梅櫻 夏は凉しき日和山 鯛つる舟も目の前に

44 川のかなたは新潟市

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま新潟です。 鐵道唱歌 北陸地方 四四 川のかなたは新潟市 舟ゆく水の便よく わたせる橋をかぞふれば およそ二百もありとかや

43 おるればわたる信濃川

本日もご乗車ありがとうございます。ただいま新潟です。 鐵道唱歌 北陸地方 四三 おるればわたる信濃川 かゝれる橋は萬代の 名も君が代とときはにて 長さは四百數十間

42 もみじは新津秋葉山

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。間もなく新潟に到着いたします。 鐵道唱歌 北陸地方 四二 もみぢは新津秋葉山 櫻は龜田通心寺 わするな手荷物傘鞄 はやこゝなるぞ沼垂は

41 十一年の御幸の日

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 四一 十一年の御幸の日 かたじけなくも御車を とゞめ給ひし松かげは 今この里にさかえたり

40 加茂には加茂の宮ありて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 四十 加茂には加茂の宮ありて 木の間の鳥居いと清く 矢代田驛の近くには 金津の瀧の音たかし

39 弥彦にゆくは三条に

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三九 彌彦にゆくは三條に おりよと人はをしえたり 吾身は何も祈らねど いのるは君が御代のため

38 汽車の窓より西北に

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三八 汽車の窓より西北に ゆく╱╲望む彌彦山 宮は国弊中社にて 参詣男女四時たえず

37 安田北条来迎寺

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。 鉄道唱歌 北陸地方 三七 安田北條來迎寺 宮内すぎて長岡の 町は名たゝる繁華の地 製油の烟そらにみつ

36 みわたす空の青海川

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三六 みわたす空の靑海川 おりては汐もあみつべし 石油のいづる柏崎 これより海とわかれゆく

35 鉢崎すぎて米山の

本日も鉄道唱歌の話にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三五 鉢崎すぎて米山の くゞるトン子ル七つ八つ いづれば廣きわたの原 佐渡の國までくまもなし

34 春日新田犀潟を

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三四 春日新田犀潟を すぐれば來る柿崎の しぶ╱╲茶屋は親鸞の 一夜宿りし跡ときく

33 港にぎわう直江津に

本日も「鉄道唱歌の話」に御乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三三 港にぎはふ直江津に つきて見そむる海のかほ 山のみなれし目には又 沖の白帆ぞ珍しき

32 雪にしるしの竿たてて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 三二 雪にしるしの竿たてゝ 道をしへしも此あたり ふゞきの中にうめらるゝ なやみはいかに冬の旅

31 豊野と牟礼と柏原

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 三一 豐野と牟禮と柏原 ゆけば田口は早越後 軒まで雪の降りつむと きゝし高田はこゝなりや

30 ここにとどまるひまあらば

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 三十 こゝにとゞまるひまあらば 戶隠山にのぼり見ん 飯綱の原のほとゝぎす なのる初音もきゝがてら

29 長野に見ゆる大寺は

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二九 長野に見ゆる大寺は 是ぞしなのゝ善光寺 むかし本田の善光が ひろひし佛なりとかや

28 ここに龍虎のたたかいを

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 二八 こゝに龍虎のたゝかひを いどみし二人の英雄も おもへば今は夢のあと むせぶは水の聲ばかり

27 屋代篠井うちすぎて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 二七 屋代篠井うちすぎて わたる千曲と犀川の 間の土地をむかしより 川中島と人はよぶ

26 田毎の月の風景も

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二六 田毎の月の風景も 見てゆかましを秋ならば 雲をいたゞく冠著の 山はひだりにそびえたり

25 上田をあとに走りゆく

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二五 上田をあとに走りゆく 汽車は坂城に早つきぬ 川のあなたにながめやる 山は姨捨月見堂

24 諏訪の湖水を見る人は

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきありがとういございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二四 諏訪の湖水を見る人は 大屋をおりて和田峠 こゆれば五里の道ぞかし 山には馬も駕籠もあり

23 御代田小諸とすぎゆけば

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二三 御代田小諸とすぎゆけば 左に來る千曲川 立科山をながれ出て 末は越後の海に入る

22 くだる道には追分の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 北陸地方 二二 くだる道には追分の 原とよばるゝ廣野あり 桔梗かるかや女郎花 秋の旅路はおもしろや

21 夏のあつさもわすれゆく

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二一 夏のあつさもわすれゆく 旅のたもとの輕井澤 はや信濃路のしるしとて 見ゆる淺間の夕煙

20 くぐるトンネル二十六

本日もご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 二十 くゞるトン子ル二十六 ともし火薄く晝くらし いづれば天地うちはれて 顔ふく風の心地よさ

19 これより音にききいたる

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 北陸地方 十九 これより音にきゝゐたる 碓氷峠のアブト式 齒車つけておりのぼる 仕掛は外にたぐひなし