34 すぎゆく駅は七つ八つ

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三四 すぎゆく驛は七つ八つ 山おもしろく野は廣し 北上川を右にして つくは何くぞ盛岡市

33 阿倍貞任義家の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三三 阿倍の貞任義家の 戰ありし衣川 金色堂を見る人は こゝにておりよ平泉

32 水は川瀬の石こして

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三二 水は川瀬の石こして さきちる波の花泉 一の關より陸中と きけば南部の舊領地

31 汽車に乗りても松島の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三一 汽車に乗りても松島の 話かしまし鹿島臺 小牛田は神の宮近く 新田は沼のけしきよし

松島船遊び

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 松島船あそび 一 二 三 四 こげや╱╲いざ船子 鏡なせる海の上 波に浮ぶ八百の 島の影もおもしろや 見るがまゝに變りゆく 松のすがた岩のさま 前に立てる島ははや あとに遠く霞みたり 雪…

30 多賀の碑ほどちかき

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 三〇 多賀の碑ほどちかき 岩切おりて乘りかふる 汽車は鹽竈千賀の浦 いざ舟よせよ松島に

29 愛宕の山の木々青く

ご乗車の皆様、あけましておめでとうございます。本年も「鉄道唱歌の話」をよろしくお願いいたします。 ただいま仙台です。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 二九 愛宕の山の木々靑く 廣瀬の川の水白し 櫻ヶ岡の公園は 花も若葉も月雪も

28 阿武隈川の埋木も

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま仙台です。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 二八 阿武隈川の埋木も 仙臺平の袴地も 皆この土地の産物ぞ みてゆけこゝも一日は

27 東北一の都会とて

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。まもなく仙台です。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 二七 東北一の都會とて 其名しられし仙臺市 伊達政宗の築きたる 城に師團は置かれたり

26 岩沼駅のにぎわいは

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 二六 岩沼驛のにぎはひは 春と秋との馬の市 千里の道に鞭うちて すゝむは誰ぞ國のため

25 末は東の海に入る

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 二五 末は東の海に入る 阿武隈川も窓ちかく 盡きぬ唱歌の聲あげて 躍り來れるうれしさよ

24 長岡おりて飯坂の

鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 二四 長岡おりて飯坂の 湯治にはまる人もあり 越河こして白石は はや陸前の國ときく

23 しのぶもじずり摺り出だす

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま福島です。 鐵道唱歌 奥州線‐磐城線 二三 しのぶもじずり摺り出だす 石の名所も程近く 米澤ゆきの鐵道は 此町よりぞ分かれたる

22 松川すぎてトンネルを

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。次は福島です。 鉄道唱歌 奥州線-磐城線 二二 松川すぎてトン子ルを いづれば來る福島の 町は縣廳所在の地 板倉氏の舊城下

21 日和田本宮二本松

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 二一 日和田本宮二本松 安達が原の黑塚を 見にゆく人は下車せよと 案内記にもしるしたり

20 ここにおこりて越後まで

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま郡山です。 鉄道唱歌 奥州線-磐城線 二〇 こゝに起こりて越後まで つゞく岩越線路あり 工事はいまだ半ばにて 今は若松會津まで

19 岩もる水の泉崎

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一九 岩もる水の泉崎 矢吹須賀川冬の來て むすぶ氷の郡山 近き湖水は猪苗代

18 秋風吹くと詠じたる

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車いただきましてありがとうございます。ただいま白河です。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一八 秋風吹くと詠じたる 關所の跡は此ところ 會津の兵を官軍の 討ちし維新の古戰場

17 東那須野の青嵐

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一七 東那須野の靑嵐 ふくや黑磯黑田原 こゝは何くと白河の 城の夕日は影赤し

16 霰たばしる篠原と

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま西那須野です。 鉄道唱歌 奥州線-磐城線 一六 霰たばしる篠原と うたひし跡の狩場の野 たゞ見る薄女郎花 殺生石はいづかたぞ

15 又立ちかえる宇都宮

ご乗車ありがとうございます。日光への周遊、お疲れさまでした。次の停車駅はは西那須野でございます。 鉄道唱歌 奥州線-磐城線 一五 又立ちかへる宇都宮 急げば早も西那須野 こゝよりゆけば鹽原の 温泉わづか五里あまり

14 滝は華厳の音たかく

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一四 瀧は華厳の音たかく 百雷谷に吼え叫ぶ 裏見霧降とり╱╲‶に 雲よりおつる物すごさ

13 東照宮の壮麗も

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一三 東照宮の壮麗も 三代廟の高大も みるまに一日日ぐらしの 陽明門は是かとよ

12 日光みずは結構と

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 十二 日光見ずは結構と いふなといひし諺も おもひしらるゝ宮の様 花か紅葉か金襴か

11 いざ乗り替えん日光の

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。ただいま宇都宮です。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一一 いざ乘り替えん日光の 線路これより分れたり 二十五マイル走りなば 一時半にて着くといふ

10 金と石との小金井や

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一〇 金と石との小金井や 石橋すぎて秋の田を 立つや雀の宮鼓 宇都宮にもつきにけり

9 左にゆかば前橋を

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 左にゆかば前橋を 經て高崎に至るべき 足利桐生伊勢崎は 音に聞こえし養蠶地

8 小山をおりて右にゆく

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 八 小山をおりて右にゆく 水戸と友部の線路には 紬産地の結城あり 櫻名所の岩瀬あり

7 次に来るは古河間々田

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線-磐城線 七 次に來るは古河間々田 兩手ひろげて我が汽車を 萬歳と呼ぶ子供あり おもへば今日は日曜か

6 末は銚子の海に入る

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。 鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 六 末は銚子の海に入る 坂東太郎の名も高し みよや白帆の絶間なく のぼればくだる賑を